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外国人投資家が仕掛ける「カラ売り」

2011.11.18

実は外国人投資家は、日本の銀行株を大量にカラ売りすることによって、日本の不動産も同時にカラ売りしていたのです。いや、むしろ日本の不動産をカラ売りするために銀行株をカラ売りしてきたといっても過言ではありません。それぐらい外国人は、日本の金融システムがいまだに土地本位制のうえに成り立っていることを確信しています。日本の不動産の売り叩き=銀行株のカラ売りという構図は、実はまだそう多くの日本人に認識されているわけではありません。

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ほとんどの日本人は、日本株が売られるのは日本経済の具合が悪いからだと思っているようですが、実際はそうではないのです。日本の株安は、日本の不動産を大量に担保に抱え、支配権を持っている銀行の株式が、不動産の代わりに売り浴びせられているとみるべきです。地価の先安観が原因で売られるのは、銀行株よりも不動産株ではないかと思われる方も多いと思います。現に97年10月に大暴落した香港の株式市場では、不動産株が最も売り叩かれましたが、その理由は香港の株式市場の7割が不動産株で占められていたからです。外国人投資家は、香港の地価バブルが崩壊するのを先読みして不動産株を売り叩いたのです。しかし、日本株の場合は、カラ売りできる上場不動産株の銘柄数が少なく、シェアも低いという事情があります。カラ売りの対象は、どうしても土地担保金融をやりすぎて失敗した銀行株に向かわざるを得ません。