平成八年五月から六月にかけて国有地の入札が八件あったのだが、野村不動産がそのうち六件を落札したというのである。競合他社を押し退けて買えたということは、それだけ高い価格を地主に提示したということだ。国有地の入札でも、野村不動産の落札価格は二番手他社の提示額よりも一五パーセント以上高かったといわれている。口の悪い同業者からは、ヤッカミ半分で、「あんな価格で土地を仕入れてマンスリーマンションを作っても採算が合うわけがない」と陰口をたたかれるほどだ。
[参考]
クリエイトマンスリー東京版 | 格安マンスリーマンションを東京でお探しなら
http://www.monthly-create.com/tokyo/
(詳細)
一方、マンスリーマンションの商品企画に目を向けてみると、そこにも野村不動産ならではの特徴がある。共用部分の見栄えを重視するマンスリーマンションが多いというのも、その一つだろう。敷地に入ってから建物までのアプローチやエントランスホールといったところに、一見目を引くデザインと仕掛けを用意するのが好きな不動産会社のようだ。エントランスホールそのものやエントランスの扉の質感に凝るのはもちろんのこと、アプローチに木製のパーゴラや石の回廊を用意した物件があるかと思うと、敷地の中にキャラクターを変えた庭園が三つも用意されたマンスリーマンションがある。
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