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「土建屋のドンブリ勘定」ではすまされない

2011.10.28

従来、建設業では現場はそれぞれに特殊性があるということが強調された結果、組織全体として管理水準の向上を図るということがついおろそかになりがちであった。揚げ句の果て「土建屋のドンブリ勘定」というありがたくない仇名をちょうだいすることすらあった。しかし、建設業においては実行予算という制度を本当に実行すれば、目標管理的な管理の方法や品質管理的な手法はおおいに活用せざるを得ないことになる。いい物を安くつくろうとすればVA(価値分析)という手法も参考になろうし、QC(品質管理)を行ってバラツキをチェックし少なくすることも必要である。

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安全に手際よく仕事をするためには動作分析から作業効率の追求まで、一連の研究が必要であろう。このようなことは誰でもわかっていることであるが、現実には広い地域に散在する現場に分かれて勤務をしている建設業の特殊性、さらには、一現場ごとに変わる管理条件に邪魔されて、心ならずもこれらの管理努力が各人の意志に任せられがちであったというのが従来の実態であった。しかし、建設業の経営環境がキビしくなってくるに従い、管理ができにくいなどという言訳は通用しなくなってきた。より効率的な、よりシビアな管理を行ってヨク・ハヤク・ヤスクという工事管理の目的を達成しなければ、企業として生き残れないという危機意識が強まってきたのである。