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柔軟な発想で人生設計をしてもいい時期

2011.11.11

都心ならば300円で売られている野菜が、田舎に行くと60円だったなどということはよくあることです。その他にも、何かと物価は安い。そうした生活費の違いによっても、レバレッジ効果を得ることができます。狩猟民族的なライフスタイルと不動産の扱い方農耕民族たる日本社会は、土着性が高い社会です。アングロサクソン系の米国人のように頻繁に引っ越しを繰り返したりしません。もとは大家族主義なので、2世帯、3世帯住宅なる奇異な住宅に住むことも多く、お盆には、先祖代々のお墓に参るために集団大移動を起こします。

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また祖父母に孫の顔を見せるために、正月には遠路遥々と里帰りをします。そうした風土が、「不動産をドライに、TPOに合わせて使い捨てにする」という発想を妨げています。ライフステージに合わせて自由に住まいを替え、新たな地域社会で新たな近所付き合いが始まってもストレスを感じない……。一般的な日本人には、そんな芸当はできません。また、そのような行動を取ろうとしても、欧米社会にある教会のように、新たな入植者を受け入れる地域コミュニティの求心力も存在しません。要するに国民の多くは、いまだに村人なのです。したがって、狩猟民族の末裔のように、移動することによって自己の経済活動や生活を最適化するという発想がない。必ず、故郷や、菩提寺が必要なのです。それが、なぜか特定の不動産と心中してしまう国民性の原因の一つかもしれません。もうそろそろ、柔軟な発想で人生設計をしてもいい時期ではないでしょうか。